飲食店・食品のPR動画・メニュー映像制作|費用の相場・依頼の流れ・SNSで選ばれる映像の条件

「料理の写真は撮っているけれど、あの湯気や、鉄板の上の音までは伝えきれない」「SNSは続けているものの、投稿が流れていくだけで手応えがない」——飲食店や食品づくりの現場の方から、こうしたご相談をいただくことが増えました。この記事では、飲食店・食品のPR動画やメニュー映像を制作会社に依頼する際の、費用の相場・依頼の流れ・SNSやグルメサイトで選ばれる映像の条件を、老舗和菓子店のドキュメンタリーなど食の現場を撮ってきた立場から、よくある質問も交えて正直にお伝えします。
なぜ飲食店・食品に映像が効くのか
食べ物の魅力は、見た目だけでできてはいません。切った瞬間に立ちのぼる湯気、油のはぜる音、器に注がれていく数秒——味そのものを画面ごしに届けることはできませんが、その手前にある「おいしそう」という感覚は、動きと音があって初めて立ち上がります。写真が一皿の完成形を見せるものだとすれば、映像は、その一皿が生まれるまでの過程と、店に流れる時間を見せるものです。初めての店を選ぶとき、多くの人はスマートフォンで店名を調べ、写真を眺め、口コミを読みます。そこに十数秒の映像が一本あるだけで、まだ来たことのない人の頭のなかに「その店で過ごす時間」が具体的に浮かびます。誰がつくっているのか、どんな空気の店なのか。値段や口コミだけでは決めきれない部分を埋めてくれるのが、映像の役割です。
費用の相場と内訳
飲食店・食品の映像も、費用は「企画・撮影・編集」の3工程と、その中身で決まります。ツナグfilmの場合、企画から撮影・編集・納品まで含む映像制作プランは20万円〜が目安です。1日の撮影で看板メニューを数品と店内の雰囲気を押さえ、本編1本にSNS用の縦型リールを組み合わせる構成が、多くの飲食店にとって現実的な出発点になります。複数の店舗をまわる、生産者の畑や工場まで取材する、四季ごとのメニューを追いかけるといった内容では、90万円程度まで対応します。価格を左右するのは、撮影日数・撮影場所の数・登場する料理の品数・納品本数です。撮影日の追加は1日5万円〜、SNS用の追加リールは1本3万円〜、遠方への出張費は実費。通販やコースの紹介ページまで整えたい場合は、ホームページ制作(15万円〜30万円)や、映像とホームページをまとめて一新する統合パッケージ(28万円〜。別々に頼むと35万円〜のところ、約15〜20%お得)もご用意しています。海外のお客様向けの英語字幕は2万円〜です。参考までに、工房で1日撮影し、本編1本+リール2本とホームページ5ページをつくった事例で40〜55万円という規模感です。「一式いくら」ではなく、何にいくらかかるかを明細で示してくれる会社を選ぶと、あとからの追加費用でもめずにすみます。
SNS・グルメサイト・店頭——流す場所ごとの使い分け
映像は「1本つくって終わり」にすると、いちばんもったいない使い方になります。同じ撮影素材でも、流す場所によって必要な形が違うからです。SNSのリールやショート動画は、縦型・15〜30秒・音が出ない状態でも伝わるテロップ付きが基本。ホームページやグルメサイトの店舗ページには、横型で1〜2分、店の考えや作り手の言葉まで入った本編が向いています。店頭のサイネージやメニュー脇のQRコードから見せる映像なら、音なし前提の短いループが扱いやすい。予約サイトやGoogleのビジネスプロフィールにも、同じ素材から書き出したものを載せられます。大切なのは、最初の打ち合わせの時点で「どこで流すか」を決めておくことです。あとから縦型が必要になって撮り直す——これが、飲食店の映像でいちばん多い無駄です。撮影は一度、書き出しは用途の数だけ。この形にしておくと、費用の割に手数を増やせます。
依頼から納品までの流れ
①ヒアリング(使いみち——SNS・ホームページ・店頭・採用——と予算・納期を相談/無料)→②企画(何を看板として見せるか、どの時間帯の店の顔を撮るかを設計。当日に出す料理と仕込みの段取りもここで決めます)→③撮影(定休日や仕込みの時間帯を使って半日〜1日)→④編集(初稿→修正→完成。修正は2回まで込み)→⑤納品。納期の目安は3〜6週間です。忘年会や歓送迎会など、狙いたい時期がある場合は、その2ヶ月前にはご相談いただくと余裕をもって仕上げられます。季節限定のメニューを撮りたい場合も、旬の時期は待ってくれませんので、早めのご相談が安心です。

飲食店ならではの撮影の勘所
最優先は、営業と仕込みを止めないことです。厨房は一日の段取りで動いています。その流れに割り込めば、料理も、つくり手の表情も硬くなります。私たちは定休日や仕込みの時間帯をお借りし、動線の邪魔にならない立ち位置を先に決めてから撮り始めます。そして、湯気と湯気の消え方。立ちのぼる湯気も、溶けるチーズも、器に落ちる出汁も、いちばんいい瞬間は数秒しかありません。仕込みの段階から一緒に段取りを組み、カメラと照明を先に構えておいて、料理が仕上がった瞬間に回す——この順番を守れるかどうかで、仕上がりはまるで変わります。厨房の照明は蛍光灯やダウンライトで色が転びやすく、そのまま撮ると料理が青白く見えてしまうため、小さな照明を持ち込んで色と艶を整えます。そしてもうひとつ、料理だけを撮らないこと。鍋を振る手、味を見るときの目、常連さんと交わす一言。食べ物の映像がいちばん強くなるのは、そこに人が写っているときです。
失敗しない会社の選び方
①料理を撮った経験があるか(湯気や照りは、一般的な商品撮影とは別の勘所が要ります)②営業と仕込みの段取りを理解し、店の一日を止めない撮影ができるか③縦型と横型を最初から設計してくれるか(あとからの撮り直しを防げます)④見積もりが明細で、撮影日数・品数・納品本数の条件が明確か⑤きれいに撮るだけでなく、店の考えや作り手の話を聞いたうえで構成してくれるか。価格の安さだけで選ぶと、「どこの店の映像か分からない、きれいなだけの映像」になりがちです。
ツナグfilmについて
私たちは愛知県岡崎市を拠点に、職人・旅館・観光、そして働く人の映像を制作しています。愛知県西尾市の老舗和菓子店・盛華堂さんでは、96歳のいまも現役で店に立つ敏子さんの手仕事と人生を、YouTube向けのドキュメンタリーとして記録しました。菓子そのものより、それをつくり続けてきた時間を撮った映像です。食の現場では、味を言葉で説明するより、つくる人の手つきを見せたほうが早いことがよくあります。大切にしているのは「立派に見せること」より「その店の、いつもの空気が伝わること」。全国どこでも出張撮影が可能です。
よくあるご質問
Q. 営業中に撮影してもらうことはできますか? A. 可能ですが、定休日や仕込みの時間帯をおすすめしています。営業中はどうしてもカメラを避けながらの撮影になり、湯気の一瞬を狙うのが難しくなるためです。お客様が入っている賑わいを撮りたい場合は、時間を区切って、事前に告知したうえで撮影します。
Q. 何品くらい撮れますか? A. 1日の撮影で、看板メニューを中心に5〜8品ほどが目安です。品数を増やすほど1品あたりに使える時間は短くなりますので、全部を薄く撮るより、看板を数品しっかり撮ることをおすすめしています。
Q. スマートフォンで撮るのと、何が違いますか? A. いちばん違うのは照明と設計です。厨房や客席の照明は料理をきれいに見せるためのものではないので、光を足して整えるだけで印象が変わります。加えて、どの順番で何を見せるかを設計できる点も違いです。日々の投稿はスマートフォン、看板になる1本はプロに、という使い分けをされている店舗も多くあります。
Q. 通販やお取り寄せ用の商品映像もお願いできますか? A. はい。商品単体の映像に加えて、つくっている現場や素材の背景まで含めて撮ると、「なぜこの値段なのか」が伝わりやすくなります。ホームページや通販ページの制作もあわせてご相談いただけます。
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まだ漠然とした段階でも構いません。SNSで使いたいのか、ホームページに載せたいのか、店頭で流したいのか——使いみちと費用感も含めて、一緒に考えます。飲食店・食品のPR動画やメニュー映像をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
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